2008/8/24 日曜日

だいたいのことは「囚人のジレンマ」だ・その2

               カテゴリ: ゲーム理論 — waka @

だいたいのことは「囚人のジレンマ」だ・その1のつづき。

囚人のジレンマについて、おさらい。

自白か? 黙秘か?

共犯者を裏切って自白するか?

相手も自白すると最悪の結果に。

しかし、自分だけが黙秘した場合には、ひとり罪を背負うことに。

これと同じ形式で、「殉教者のジレンマ」というものがあります。

何かの信者(異教徒ってこと?)がふたり捕まって、自白を強要される。

殉教者は、自分の利益より相手の利益を優先するので、
結果として、二人とも助かることになる。

別のパターンでは、「軍縮のジレンマ」が。

対立関係にあるA国、B国。
軍事費を縮小すれば、経済が活性化され、国が潤う。
しかし、攻め込まれる危険性が高まる。

このケースは、軍拡競争をすることがもっとも不利益。
歴史的に見て、軍縮した方が強国になっているようです。

ジレンマでくすぶるよりは、と英雄が解決するパターンもあります。

ライバル関係のあるC社とD社。
C社がやや規模が大きい。
C社がリードして、D社を説得。
やがてあらわれる第三の敵に対応する。

この場合は、C社が英雄として、D社を動かした形式になっていますが、
D社からすると、「ただ乗り」です。

手間をかけ、資金を使ったのはC社でしょう。
しぶしぶ説得を受けて、しかなく了承した形式であれば、
ただ乗りでD社の作戦勝ちかもしれませんね。

世の中のすべてを「メリット」「デメリット」で考えるなら、
その人は常にジレンマと戦うことになるでしょう。

一人勝ち、という状況は、そうそうありません。

たとえば、友人と会う場合。
家で待つか、相手の家に行くか。
出かけるデメリットを考えると、待つ戦略が賢いように思えますが、
両者とも待つ戦略なら、ずっと会えない=目的を果たせないことになります。

友人を食事に誘うのも同様。
どちらが先に言い出すか。
切り出す心理的ストレスをデメリットを感じるかどうか?

どの選択肢も得には思えない状況。

必勝法があります。

それは、また次回に。





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